
「同棲が長ければ長いほど危険信号」と言っている方は多いですが、ほんとうにそうなのでしょうか。
5年以上同棲をしたことがある方30名にしたアンケート結果とともに、長期同棲の危険性や同棲状態から抜け出すきっかけを見ていきましょう。
もくじ
長期同棲した結果
今回30名の男女に「長期同棲した結果どうなりましたか?」という質問を結婚した・別れた・付き合っているが同棲をやめたの3択で答えていただきました。
その結果がこちらです。
「結婚した」・・・12人
「別れた」・・・12人
「付き合っているが同棲をやめた」・・・6人
ちょうど同棲から結婚した方と別れた方の数が同じでした。
「付き合っているが同棲をやめた」と答えた人も多いですね。回答者の同棲をやめた理由は「家庭の事情」や「マンネリ化したから」の2つに大きく分かれました。
10年以上同棲していた方は、全員が「別れた」という回答でした。10年以上同棲していた回答者が少ないので別れる可能性が高いというわけではありませんが、「同棲が長ければ長いほど危険信号」は当たっていますね。
ちなみに20代で同棲した方の回答は、「別れた」より「結婚した」が2倍ほど多かったです。
しかし30代40代で同棲した方の回答は「結婚した」より「別れた」が圧倒的に多かったです。
年代が上になると同棲から次に動くきっかけが少なくなって結婚する方が少なくなるようです。
今同棲をしていて恋人と結婚したいと考えている方は20代のうちに行動をしたほうがスムーズに進みやすいですね。30代以上の方は結婚するきっかけを自分から作り出したり真剣に具体的な話しをするなどより積極的にいくことが重要です。
【体験談】長い同棲から結婚したきっかけ
「長期同棲した結果どうなりましたか?」という質問に「結婚した」と回答した方の結婚したきっかけを見てみましょう。
実際に長期同棲から結婚できた人の体験談を聞くことで、結婚のタイミングをつかむ参考になります。


子供が欲しい女性にとって年齢はかなり重要ですよね。
「子供が欲しいと思ったこと」がきっかけになって結婚したという回答が1番多かったです。
またこのきっかけで結婚できた方は、子供が欲しいから今の年齢で結婚したいということを理解してくれる恋人だったのも大きなポイントですね。
今同棲中でいずれ恋人との子供が欲しいと考えている方は、一度真剣にふたりの子供についての話し合いするのが大切ですね。
「子供が欲しい」以外の結婚したきっかけも見ていきましょう。


結婚したきっかけで「子供が欲しい」の次に多かったのが転勤や生活の変化です。
長い同棲をしていると「このままでいいか」と思ってズルズルと長引いてしまうので、住居や仕事場が変わることをきっかけに結婚する方が多いようですね。
仕事柄転勤がない方でも引っ越しをきっかけに結婚話を出してみてはいかがでしょうか。
【体験談】長い同棲から別れたきっかけ
「長期同棲した結果どうなりましたか?」という質問に「別れた」と回答した方の別れたきっかけを見てみましょう。
実際に長期同棲から別れた人の体験談を聞くことで、別れる結果になるのを防げ早めに対処できる気づきがあるかもしれないですよ。


転勤がきっかけで同棲が解消されることで別れたという意見が多くありました。
先ほど紹介したように結婚するきっかけにも転勤がありましたが、相手の転勤についていくことを選んだ場合結婚する可能性が高く、相手の転勤についていかないことを選んだ場合別れる可能性が高いようですね。
しかし転勤についていくということは馴染みのない土地で友人も家族もすぐに会える距離ではなくなることが多いので、なかなか決断しにくいですよね。
もしも恋人や自分が転勤することになったら「このまま連れ添っていくか」「別れてしまうことも受け入れるか」で考えて話し合うことが重要ですね。
ほかにはこんな回答もありました。


生活時間のすれ違いや同棲が長くなると増えていく喧嘩もあるようですね。
別れたきっかけが転勤以外の方のほとんどがマンネリ化があったと回答されています。
同棲していた時に嫌だと感じたことも答えていただいたのですが別れたと答えた方は「ときめきやドキドキすることがなくなった」「互いに甘えてしまう」といった意見が多いように感じました。
では結婚したと答えた方はマンネリ化がなかったのかと思いますが、結婚したと答えた方でも「マンネリ化してしまうことがあった」との意見がありました。中にはなかなか結婚を決断してくれないことで別れ話になった方もいて、順調に何事もなく結婚までいけた方は少なかったです。
同棲による抱えやすい不満
同棲していた時に嫌だったこともアンケートしました。
同棲から結婚した人も別れたり同棲を解消した人もあった回答が「性生活のマンネリ化」です。
毎日顔を合わせているからいい雰囲気になることが少なく、満足いく性生活が送れないという人が多いようです。
「自分の欲求に相手が合わせてくれないことが不満」という意見だけでなく、「相手に合わせてあげられないから苦しい」との意見もありました。

欲求が解消されない側の方だけが辛い思いをして意見のすれ違いが起きるイメージが強かったですが、意外と相手に合わせてあげられない側も相手の気持ちが分かるけれど気持ちがついていかないことにストレスを抱えているのですね。
性生活以外には「ケンカをした時の居場所がない」「ケンカをして仲直りのタイミングがつかみにくい」というケンカをした時の不満も多いです。


このような不満を抱かないためにも同棲のマンション選びが重要になってきます。
恋人とケンカをしてもその場で話し合いができる人はワンルームでも十分ですが、ケンカをしたら一人で考えたり相手の顔を見ない冷却期間が欲しい人や一人の時間を大切にしたい人はそれぞれの部屋が持てる2LDKがおすすめです。
上手な同棲マンションの選び方をすることで抱えやすい不満やイライラを事前に防ぐことができますよ。
カップルの同棲マンションの選び方。実際の同棲生活とうまくいく方法
結婚できるかどうかは「結婚の話」によって分かる!
30名の5年以上同棲した長期同棲経験者にアンケートをとった結果、結婚できる同棲カップルと結婚できない同棲カップルの違いがわかりました。
それはどのくらいの頻度で結婚の話をしているのかまたその相手の反応の違いです。
長期同棲から結婚した人の場合は


月に数回、多い方は1週間で1回以上結婚の話をするようです。
結婚した方は結婚の話をする頻度が多いだけでなく、いつ結婚するのかお金や子供など具体的な話をしているようですね。
また相手も適当に返事することなく話し合いに応じてくれる、真剣に返事をしてくれると結婚に至る可能性が高いように思われます。
長期同棲から別れた人の場合は



結婚の話をする頻度が低い場合や、話をしても相手がはぐらかしたり反応が乗り気ではないことが多いようです。
恋人が結婚についてどう思っているのか知りたい方は結婚の話をしてみて相手の反応を見ることが大切ですね。また恋人と結婚したいなら結婚の話をする頻度をあげることもきっかけになるかもしれません。
長い同棲を経験したことがある人に読んでほしい漫画
今同棲をしている方やこれから同棲をする方にぜひ読んでもらいたい漫画があります。
この漫画はすでに5巻で完結しています。同棲カップルの様子がリアルに描かれた漫画なのですが、ひとつのストーリーに女性視点と男性視点が交互に描かれています。
あらすじ
出典:喰う寝るふたり 住むふたり(著)日暮キノコ
町田りつこと野々山修一は高校3年生の時に付き合いはじめ、交際10年同棲期間8年の長期同棲カップル。
ふたりとも結婚はいつかしたい子供もいつかほしいと思っているけれど、なかなかきっかけが掴めずにいる。そんな同棲カップルの日常やちょっとした変化が見れる。
同棲している人が共感できるストーリー
「ほかの同棲カップルもおんなじなんだ!」と驚くほど同棲あるあるや共感できるシーンが多いです。
「喰う寝るふたり 住むふたり」は名言が多いことでも知られているのですが、私が一番気に入った言葉が第1話のタイトル「恋人以上、夫婦未満」です。
夫婦のようになっているけれど夫婦にはなっていない長期同棲カップルをうまく表現した言葉だと思いました。それがいいこともあり悪いこともあるのが複雑ですよね。
私がこの漫画で1番好きな話が2話の「リツコ、合コンへ行く」です。
りつこと修一はよくちょっとしたすれ違いが起きるのですが、合コンの時は本音が素直に言えないことや言葉の奥の本当の意味が相手に伝わらなくて最初はすれ違ってしまうのですが、長い間同棲しているからこその安心感や幸福感が読者にストレートに伝わってくる話だと思います。
恋人とのこれからについて考えてみよう
実際に長期同棲していた人からの意見は参考になりますね。共感できる部分やそうなるんだと驚いた部分もあったのではないでしょうか。体験談を読んで感じたこと、これからどうしたいのかを恋人と話し合ってみてください。
また喰う寝るふたり 住むふたりは登場人物を自分と重ねたり恋人と重ねたりして少し涙してしまうところもありました。女性と男性の視点が描かれていることで相手の意見を聞く大切さや自分の思いをストレートに言って話し合うことの大切さを再認識してくれる漫画です。
一人だけでなく同棲している相手と読んでみるのもおすすめですよ。