【グルメ漫画レビュー】世界観が楽しめる『エノク第二部隊の遠征ごはん』


出典:エノク第二部隊の遠征ごはん(著)福原蓮士(原作)江本マシメサ

エノク第二部隊の遠征ごはん
江本マシメサさんの「小説家になろう」で連載しているライトノベルがコミック化された作品です。

ストーリー

エノク第二部隊の遠征ごはん』の主人公はエルフのメル・リスリス。エノク第二遠征部隊の衛生兵です。エルフなのにルックスとスタイルは中の中で、魔力も狩猟能力もなくて取り柄がないと思っていたメルがエノク第二遠征部隊の衛生兵として食生活を改善するストーリーです。

ファンタジーの世界でのグルメ漫画なので共感できない部分が多いかなぁと心配だったのですが、出てくる料理はおいしそうで登場人物も個性的ですぐにこの世界観にのめりこんでいきました。

話の構成は「遠征パートや日常パート→メルの料理」の流れで遠征パートでもメルちゃんがメインになっているので読みやすいですし、戦闘シーンは迫力があってかっこいいですよ。

 

ファンタジー×グルメ

ファンタジーの世界なので出てくる食材は変わったものが出てきます。
ファンタジー×グルメ漫画は変わった食材を使って味の想像ができないので、共感できなくてあまり好きではないのですがこの『エノク第二部隊の遠征ごはん』は「ローゼマリー」や「薬草ニンニク」など文字と見た目でどんな食材かわかりやすいので味の想像ができます。


出典:エノク第二部隊の遠征ごはん(著)福原蓮士(原作)江本マシメサ

ただのグルメ漫画ではなく「遠征ごはん」なので少しキャンプ飯に似ている部分がありますね。凝ったご飯よりもその場にあった料理をするのが世界観にあっていて違和感なく読めます。
 

おいしそうな異世界グルメ


出典:エノク第二部隊の遠征ごはん(著)福原蓮士(原作)江本マシメサ

福原さんの「御伽のレガリア」の作者でもありイラストがとてもきれいです。『エノク第二部隊の遠征ごはん』に出てくる料理も焦げ付き感や温かさが伝わってきてすごくおいしそうです!

料理だけでなく食材も丁寧に描かれているので「こんな味がするのかなぁ」と想像しやすいです。
またキャラクターの表情も魅力的で戦闘のキリッとした表情や、料理を食べた時のほころんでいる表情がころころ変わるのが面白いです。
 

コミックとライトノベルの違い

もともと『エノク第二部隊の遠征ごはん』はライトノベルで「小説家になろう」で投稿されている作品です。
話の流れとしてはコミックもライトノベルも変わらないですがライトノベル2話分をコミックでは1話にまとめていることがあります。また主人公の性格や雰囲気が少し違う印象を受けました。

ライトノベルでは主人公のメルちゃんは美しい森の妖精エルフであるにも関わらず、容姿が仲間の中では劣っていて魔力がないことに対して卑下している感じや周りから一歩引いている感じを受け取れます。心の中ではサバサバした性格でエノク第二部隊に対してズバッと言うのですが、声に出すときは穏やかな感じでギャップが可愛いです。料理は黙々と作っているイメージですね。

コミックでは自分を卑下していますがそれを前面に出すことはないですね。小説では心理描写しやすいのでコミックで思っていることが分かりにくいのはしょうがないかなぁと思いますね。メルちゃんは思ったことがそのまま口に出てしまうような性格で、愛嬌のある料理が得意な女の子です。料理は声に出しながら楽しく作っているイメージです。

ライトノベルは絵がない分食材の特徴や味が細かく書かれています。コミックでは細かい説明を絵で表現していますね。

どちらも読んでみましたがストーリーはおなじなのですが、違う作品のように感じましたのでどちらも読み進めると楽しいと思います。

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笑顔になってしまうグルメ漫画でした

ストーリーやキャラクター世界観が面白くて読んでいると「フフッ」と笑顔になってしまう漫画です。主人公のメルちゃんの表情が大きくコロコロ変わるのが可愛くてほっこりします。