【グルメ漫画レビュー】お寿司に行きたくなる『ごほうびおひとり鮨』


出典:ごほうびおひとり鮨(著)王嶋 環 (原作)早川 光

ごほうびおひとり鮨』1巻~5巻
『オトメシュラン』や『紫乃先生〆切前!』の王嶋 環さんが漫画を担当して、
『江戸前鮨職人きららの仕事』や『ダシマスター』の原作を担当した早川 光さんが原作の漫画です。

ストーリー

『ごほうびおひとり鮨』の主人公は31歳の女性、伊崎藍子(いさき あいこ)。
はじまってすぐに10年以上付き合った彼氏にフラれるという残念過ぎる始まりです。

ひとりになって貯めていた結婚資金で贅沢をしてしまえ!ということで、いろいろなお店の鮨を楽しむというストーリーになっています。

最近は30代女性が結婚できない姿を描かれた漫画は多いですよね。
やっぱり感情移入する人が多いのかな?

話の構成は「鮨屋に行く前の日常パート→鮨屋」の流れですが、日常1:鮨屋9の割合なので鮨を楽しめる漫画になっています。
日常パートは基本的に「鮨屋に行く口実」になる出来事や主人公の人柄がわかる話になっています。女性がフラれるシーンから始まるので、恋愛パートも多いだろうなと思っていたのですが、ほんのちょびっとしか日常パートが描かれていないので思う存分グルメを楽しみたい方にピッタリです。

おいしそうな鮨がいっぱい!


出典:ごほうびおひとり鮨 1巻(著)王嶋 環 (原作)早川 光

この漫画の魅力といえばやっぱりですね!
漫画では実際にある鮨屋を一軒ごとに前編・後編に分けて紹介されています。
もちろん鮨のイラストがありますが絵で「おいしそう」と思わせてくれるよりも、親方の説明や主人公のテンションで「おいしそう」と思わせてくれます。

マグロやアジなど定番の鮨も出てきますが
中には初めて聞いた魚の鮨やこんなものも握れるの!と驚く鮨ネタもありました。親方によって握り方や調理のやり方が全然違うのも面白かったです。

また鮨屋で出てくるのは鮨だけでなく、お通しやおつまみもあることを初めて知りました(゚ロ゚)!
ごほうびおひとり鮨』ではお通しとおつまみ、酒も丁寧に一品ずつ描かれているので鮨よりも「このお通し食べてみたい!」と思うお店も多かったですね。

実際にあるお店を紹介


出典:ごほうびおひとり鮨 1巻(著)王嶋 環 (原作)早川 光

ごほうびおひとり鮨』では実際にある鮨屋を紹介されています。
お店の外観に店内の内装、親方や女将さんの雰囲気が丁寧に書かれています。

私は初めて行くお店はシステムがわからなくて緊張してしまうので、内装から親方まで丁寧に紹介されていて、店に入ってから注文している姿も書かれているとそのお店に入りやすくなるのでお店紹介系のグルメ漫画はとっても嬉しいです。

後編の後にはお店紹介として「店名・住所・親方・メニュー」などが載っています。
しかも漫画で頼んだ鮨とお酒でかかった金額も載っているので、どのくらいの予算で考えていればいいのかがわかりやすいです。鮨屋に行ったことのない人でも行きやすくなりますね。


主人公


出典:ごほうびおひとり鮨 1巻(著)王嶋 環 (原作)早川 光

主人公の伊崎藍子は鮨屋になれていなくて、入る鮨屋は口コミサイトを参考にするというごく普通の女性ですね。
高そうな鮨で金額にビビっているところや、食レポの語彙力があまりないところは親近感があり私的にはかなり好印象です。

単行本の最後にある「舞台裏」漫画を見ると、漫画担当の王嶋先生と主人公が重なる部分が多かったですね。

私が主人公に親近感がわくのは、一度築地で鮨を食べたときにおいしすぎて語彙力がなくなったことがあるからです。美味しいものって語彙力をなくす力がありますよね(*´∀`)
築地の鮨屋で食べた穴子の握りは、想像以上にふわっふわで穴子の旨味とふわふわが口いっぱいに広がったあの幸福感は初めてでした。
ごほうびおひとり鮨』の1巻で穴子を食べるシーンがあるんですが、主人公の感想にすっごく共感しました。私もそんな感じだった…

親方のいる鮨屋と回転寿司は全く違うので、鮨屋に一度も行ったことがない方はぜひチャレンジしてみてください。
そのためにもこの漫画は「鮨屋入門編」として読みやすく参考になりますね。

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鮨が食べたくてしょうがなくなる漫画でした

ごほうびおひとり鮨』を読み終わったら、口コミサイトで近くの鮨屋を探していました。
あぁ~。鮨食べたい~」ってなるグルメ漫画ですよ。

ちなみに鮨は江戸前系のおすしのことで、寿司は縁起のいい当て字で幅広いネタを扱っているすし屋のことらしいですよ。